積立NISA(つみたてNISA)とは? 非課税投資制度のニュースター登場

※このページはプロモーションを含みます

2017.04.12

NISA

このページをシェアする

積立NISA(つみたてNISA)とは? 非課税投資制度のニュースター登場

「積立NISA(つみたてNISA)」とは2018年に登場予定のNISAの妹分です。投資年額の上限は40万円になりますが、投資期間はグ~ンと伸びて20年に! 現行NISAとどちらかの選択となり、20歳以上であれば加入の年齢制限がない点は同様です。どんな制度になる予定か、その魅力をじっくり見てみましょう!

※2024年からの「新NISA」をどこで始めるべきかお悩みの方は、【2023年】新NISAおすすめ口座5選【証券会社・銀行を比較】もあわせてご覧ください。

積立NISA(つみたてNISA)とは? 

2018年の1月から、NISAのニューフェース、「積立NISA」制度が始まります! ご存知の方も多いNISA(少額投資非課税制度)のいわば妹分です。毎年翌年の税制について方針をまとめる「税制改正大綱(平成29年)」の中で「積立NISA」の創設が決定されました。主な仕組みは以下のようになる予定です。

積立NISAはこんな制度

1
一定額を積み立てて投資する制度
2
利益に税金がかからない期間が20年
3
投資の上限金額が年40万円まで
4
つまり、最大40万×20年で、合計800万円まで利用OK
5
金融庁の提示条件をクリアした投資信託とETFが対象

なぜいま積立NISA(つみたてNISA)なの? 現行NISAの反省を胸に…

「“NISA”って、名前は知っているけど、やってないわ」とか、「口座は作ったんだけど……」とイマイチ名前負けしているNISA。あなたは活用されていますか?

現行のNISAは、イギリスのISA(非課税投資または預金制度)をお手本に2014年に導入された少額投資非課税制度です。2023年までの時限優遇制度として導入されました。2014年から2019年までの投資の配当金や売却して利益が出た分は、5年間非課税となります。希望すれば「ロールオーバー(新しい枠に乗り換えさせること)」してもう5年間、最大10年間非課税で運用を続けることができます。

“株や投資信託の利益にかかる20%もの税金がタダに!”と、とても期待を集めた制度でした。ところが、口座を開設したものの、一度も取引していない人が約50%も。非課税の恩恵を受ける以前の状況のままです。そこで“初めの一歩”を踏み出してもらいやすいよう様々な“改善”がほどこされているのです。

積立NISAは少額でごコツコツと長期投資をしたい方にぴったり!

レストランのメニューでもそうですが、選択肢が多すぎると迷ってしまうことはありませんか。金融商品も同じですよね。自由に選べるメリットがある反面、初心者としては「よくわからないから、止めておこう」と思考停止に陥ってしまうことも…。

そこで「積立NISA」では、初心者でも金融商品を選びやすくするために、金融庁が決めた一定の条件をクリアした投資信託とETFという金融商品のみが選ばれて提示されます。一定の条件とは、たとえば手数料などが低く抑えられているとか、長期投資に向いているといったことです。

もう一つ初心者が利用しやすい点は、始めから「積立」の仕組みになっていること。「投資はまとまったお金がないとできないのでは?」そんな考えから現行のNISAを利用しなかった人もいたかもしれませんね。そんな反省を活かして考えられたのが「積立NISA」なのです。

積立の名の通り、比較的小さい一定金額を定期的に積み立てるスタイルの制度です。年間限度額は40万円ですが、これはあくまでも“上限”であって、目いっぱい利用する必要はありません。最近では1000円から投資信託を買える販売会社もあります。毎月出来る範囲で始めればいいのです。

残念ながら現行のNISAと併用はできず、どちらかを選んで運用することになります。

高まる積立NISA(つみたてNISA)への期待。ポイントは3つ!

積立NISAは少額でごコツコツと長期投資をしたい方にぴったり!

2014年に登場したNISAは、毎年のようにその制度を改善してきました。そのなかでも、今回の「積立NISA」登場は、大きなターニングポイントとなりそうです。というのも、非課税の期間が今までの5年単位(最大10年)から、20年という長期に一気に変更されたからです。

ポイント1(一発勝負じゃなくて)240発勝負だから初心者も負けにくい

投資は一発勝負みたいなイメージを持っている人も少なくないのでは? そんな人は是非「積立NISA」でイメージを変えてください。「積立NISA」で毎月少しずつ投資をすれば、20年でなんと240カ月(240回)投資のチャンスがあるのです。

投資の世界では、分散が大事、とよく言われますが、まさに240回に時間を分けて投資をすることになるのです。こういってはナンですが、初心者でもへたなテッポウも数撃ちゃ当たる方式が「積立NISA」なのです。

その上極めつけは、利益には税金がかからず、全てあなたの手元に残るのです。

ポイント2途中でお金が必要なら引き出しもできる

税メリットのある制度の中には一定年齢まで引き出せないものもありますが、この「積立NISA」は違います。20年持ち続けなくても途中で引き出せるので、「積立NISA」ならあなた独自の計画が立てられます。「10年後に自宅を購入する頭金に当てよう」とか「15年で自宅の外壁補修しよう」など、様々な目的にも活用可能です。急な引き出しにもペナルティなしなので、気分的に安心ですね。

ポイント320歳以上なら、あなたが今何歳でも利用できる

「積立NISA」は20歳以上であれば、40歳からでも70歳からでも利用可能です。加入年齢の上限なしというNISAの魅力はキープされます。非課税期間も20年と長いので、積立NISAで長期投資をして、大きくなったお金をもとに「70歳で世界一周クルーズ」なんて、楽しみが広がりますね。

初心者でも利用しやすいよう機能が強化されたニューフェース、「積立NISA」。2017年10月から受け付けが始まり、2018年1月から利用できます。いまから待ち遠しいですね。

  • カテゴリー:
  • NISA

このページをシェアする

pen

NISAに関する記事

【2024年】損しない!新NISAのクレカ積立でおすすめの証券会社4選

2023.12.12

NISA

【2024年】新NISAおすすめ口座5選【証券会社・銀行を比較】

2023.11.27

NISA

【松井証券】つみたてNISAの評判は?おすすめ銘柄は?すべて解説

2021.10.20

NISA

積立NISAの商品はどれがおすすめ?選び方やおすすめの銘柄を解説!

2019.06.28

NISA

私ならこれを選ぶ「つみたてNISAポートフォリオ2018」FP工藤崇編

2018.02.19

NISA

私ならこれを選ぶ「つみたてNISAポートフォリオ2018」FP高山一恵編

2018.01.29

NISA

つみたてNISAとiDeCo、どっちを選ぶ?これが正しい選び方マニュアル

2018.01.22

NISA

手続きは?注意点は?よくわかる「NISA→つみたてNISA」の口座変更

2018.01.22

NISA

つみたてNISA(積立NISA)口座開設で初心者が「?」になりがちな点

2018.01.22

NISA

つみたてNISA(積立NISA)のアクティブファンド、その実力を検証する

2018.08.10

NISA

【2024年】つみたてNISAおすすめ口座5選!銀行・証券会社を比較

2017.12.28

NISA

みんな何を比較して選ぶの?つみたてNISA(積立NISA)商品の選び方

2017.12.28

NISA

始める前に要チェック、つみたてNISA(積立NISA)5つのデメリット

2017.12.25

NISA

こんな人はつみたてNISA(積立NISA)を使うべき!5つのタイプを紹介

2017.12.25

NISA

つみたてNISA(積立NISA)とは?メリットは?やさしく解説します

2017.12.25

NISA

私ならこれを選ぶ「つみたてNISAポートフォリオ2018」頼藤太希編

2017.12.18

NISA

私ならこれを選ぶ「つみたてNISAポートフォリオ2018」FP鈴木さや子編

2017.11.27

NISA

私ならこれを選ぶ「つみたてNISAポートフォリオ2018」FP飯田道子編

2017.11.15

NISA

つみたてNISA(積立NISA)と、NISA・iDeCoを徹底比較!

2017.05.10

NISA

積立NISA(つみたてNISA)を始める前に知っておきたい「ドルコスト平均法」

2017.04.26

NISA

20年先に使うお金って? 積立NISA(つみたてNISA)はこう使え!

2017.04.19

NISA

積立NISA(つみたてNISA)とは? 非課税投資制度のニュースター登場

2017.04.12

NISA

知れば絶対に得する!積立NISA(つみたてNISA)誕生の理由

2017.01.30

NISA