【2024年】IPO投資でおすすめのネット証券会社9選!当選のコツも解説

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2024.11.18更新
(2023.03.10公開)

株式

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【2024年】IPO投資でおすすめのネット証券会社9選!当選のコツも解説

※掲載内容を最新情報にアップデートしました(2024/11/18)

投資初心者でも「カンタンに利益を上げやすい」と人気のIPO投資。インターネット専業証券会社(ネット証券)を使えばスマホひとつで出来るという手軽さも相なって、昨今ますます注目を集めています。

そこで今回は、IPO投資でおすすめのネット証券とその理由について、わかりやすく解説します。これから始めようという初心者の方は、ぜひ参考にしてください。

損しないIPO投資向けネット証券の比較ポイント

IPO投資でおすすめのネット証券ランキングを発表する前に、まずはネット証券の選び方について触れておきましょう。

IPO投資で利用するネット証券は、①IPO取扱銘柄数、②入金タイミング、③口座数、④抽選方式、⑤NISA対応を比較することが大切です。ひとつずつ解説しましょう。

IPO投資向けネット証券選び5つのポイント

① IPO取扱銘柄が多い証券会社を選ぶべし

取扱銘柄数の多さは大事

まずはIPO取扱銘柄が多いネット証券をチェックしましょう。なぜなら、IPOで多くの当選を勝ち取るためには、より多くの「抽選機会」を得ることが何よりも大事だからです。

なかには「IPOはどこでも同じ銘柄が買える」と思っている方がいるかもしれませんが、それは違います。IPOで売り出される株数は決まっているため、それを販売する証券会社の数だって限られてくるのです。

主要ネット証券10社のIPO取扱銘柄数(2023年)は下表のとおり。これからIPO投資をはじめる初心者の方は、手始めに取扱銘柄が多いところで口座を開設して、たくさん抽選にチャレンジしてください。それがIPO当選のための第一歩です。

取扱銘柄数(2023年)
SBI証券 91社 / 96社
松井証券 70社 / 96社
楽天証券 61社 / 96社
マネックス証券 53社 / 96社
岡三オンライン 53社 / 96社
大和コネクト証券 44社 / 96社
auカブコム証券 26社 / 96社
SBIネオトレード証券 21社 / 96社
DMM 株 10社 / 96社
GMOクリック証券 0社 / 96社

② 意外と便利な「当選後入金OK」

当選後の入金だと便利

IPO投資は非常に人気があるため、ほとんどの銘柄が抽選に当たらないと購入できません。

となると、抽選に当たった段階で購入資金を用意すれば良さそうなものですが、じつは多くの証券会社で「抽選前」に前もって入金する必要があります

当選率が低くなかなか当たらないのに、抽選のたびに入金・出金を繰り返すのは地味に面倒ですよね(IPO用途でしか使わない口座なら尚更)。

そこでおすすめなのが、「当選後入金OK」のネット証券です。

松井証券をはじめ4社が該当しますが、これらは抽選に当たっていざ購入する段階ではじめて資金を入金すればOK。手間がかからないので、IPO用に押さえておいて損はない口座だと思います。

③ 口座数が少ない=ライバルが少ない

ライバルが少ないと当選率UP

ことIPO投資においては、あえて口座数が少ない小規模ネット証券を利用することも有効です。

なぜなら、口座数が少ないということは、当選を争うライバルの数も少ないから。つまり、当選率アップが見込めるというわけです。

主要ネット証券10社の口座数は下表のとおり。公表なしが3社ありますが、SBI証券は多い、SBIネオトレード証券大和コネクト証券は少ないとみてOKです。

口座数
大和コネクト証券 公表なし(少ない)
SBIネオトレード証券 公表なし(少ない)
DMM 株 14万口座(2024/3)
岡三オンライン 45万口座(2024/9)
GMOクリック証券 53万口座(2024/10)
松井証券 160万口座(2024/10)
auカブコム証券 176万口座(2024/10)
マネックス証券 266万口座(2024/10)
楽天証券 1133万口座(2024/4)
SBI証券 公表なし(多い)

④ 自分にあった抽選方式を選ぶべし

自分にあった抽選方式を選ぼう

IPOの抽選方式も各社によって異なるのでチェックしたいポイントです。

いちばん初心者・資金力のない人にやさしいのは「平等抽選」です。これは、申込者ごとに抽選権が1つ与えられる方式なので、誰でも当選確率はおなじになります(100株申し込んだ人も500株申し込んだ人もどちらも抽選権1つ)。

資金力のある人におすすめなのは「完全抽選」です。これは、申込単元ごとに抽選権が1つ与えられる方式なので、申込単元が多いほど当選確率が高まります(100株申し込んだ人は抽選権1つ、500株申し込んだ人は抽選権5つ)。

その他、預かり資産や取引金額が多い人を優遇するところもありますので、ご自身のスタイルにあわせて、メリットがあると感じる抽選方式を選んでください。

抽選方法
マネックス証券 (100%) 平等抽選
DMM 株
GMOクリック証券
松井証券 (70%以上) 平等抽選
auカブコム証券 (10%以上) 平等抽選
楽天証券 (100%) 完全抽選
大和コネクト証券 (70%) 完全抽選
(30%) 優遇抽選
SBI証券 (60%) 完全抽選
(30%) ポイント制抽選
(10%) 裁量配分
SBIネオトレード証券 (10%) 平等抽選
(90%) ステージ制抽選
岡三オンライン (100%) ステージ制抽選

⑤ NISA口座で買えるかもチェック

主要ネット証券10社中、大和コネクト証券はNISA口座でIPO株を買うことができません。もしNISA口座でIPO株を買いたいのであれば、こちらも忘れずにチェックしてください。

IPO投資でおすすめのネット証券会社ランキング2024

ここからは、5つのポイントを比較してわかった「IPO投資でおすすめのネット証券会社ランキング」を発表します。

各社の特徴も詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1位 松井証券

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO評価 取扱銘柄数(2023年) 入金
タイミング
口座数 抽選方法 NISA口座
松井証券 70社/96社 当選後 160万口座
(2024/10)
(70%以上) 平等抽選 買える

〇 この取扱銘柄数の多さで「当選後入金OK」は神!

松井証券のIPOは、「当選後入金OK」なので、ムダに資金を拘束されることがありません。それでいて取扱銘柄数も豊富なので、IPO投資をするなら真っ先に押さえておきたいネット証券です。

〇 その割にライバルが少ないのも嬉しい!

「取扱銘柄が多い&当選後入金OK」と条件が良いにもかかわらず、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券に比べて口座数が少ない(IPO当選を争うライバルが少ない)のも嬉しいポイントです。

〇 「月曜から夜ふかし」でおなじみの桐谷さん愛用!

桐谷さんも愛用

松井証券は、テレビ番組「月曜から夜ふかし」でおなじみの株主優待名人・桐谷さんが30年以上愛用しているネット証券として知られています。

ネット証券としての認知度が高いため意外に思われるかもしれませんが、じつは大正7年創業、創業100年の歴史ある証券会社で、多くの利用者がその安心感もメリットの一つに挙げています。

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2位 SBI証券

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO評価 取扱銘柄数(2023年) 入金
タイミング
口座数 抽選方法 NISA口座
SBI証券 91社/96社 抽選前 公表なし
(多い)
(60%) 完全抽選
(30%) ポイント制抽選
(10%) 裁量配分
買える

〇 IPO取扱銘柄数ナンバーワン!

SBI証券は、主要ネット証券の中でIPO取扱銘柄数ナンバーワン!2023年は全96社中91社とほぼ全ての銘柄に申し込むことができました。IPO投資をお考えなら絶対に押さえておきたいネット証券です。

〇 抽選に落ちてもメリットが!

SBI証券なら、仮に抽選に落ちてしまっても「IPOポイントチャレンジポイント」がもらえます。これを貯めることで次回以降の当選率がUP!転んでもタダでは起きません。

〇 「利用者に寄り添う姿勢」で選ばれています

SBI証券はIPO以外のサービスも◎。業界に先駆けて国内株式の取引手数料を完全無料化するなど「利用者に寄り添う姿勢」が好評で、最も多くの人に選ばれているネット証券です

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3位 マネックス証券

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO評価 取扱銘柄数(2023年) 入金
タイミング
口座数 抽選方法 NISA口座
マネックス証券 53社/96社 抽選前 266万口座
(2024/10)
(100%) 平等抽選 買える

〇 取扱銘柄が多い&平等抽選!

マネックス証券もIPO取扱銘柄数が多く、かつ平等抽選です。誰でも公平に多くのIPO当選チャンスが得られるので、口座を持っていて損のないネット証券でしょう。

〇 SBI・楽天と比べるとライバルが少ない!

マネックス証券は、SBI証券・楽天証券と比べると口座数(利用者数)が少ないため、IPO当選を争うライバルが少ない穴場的な魅力もあります。

〇 おトクなキャンペーン実施中!

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4位 楽天証券

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO評価 取扱銘柄数(2023年) 入金
タイミング
口座数 抽選方法 NISA口座
楽天証券 61社/96社 抽選前 1133万口座
(2024/4)
(100%) 完全抽選 買える

〇 IPO取扱銘柄が多い!

楽天証券もIPO取扱銘柄が多いことで有名です。2023年は全96社中61社の取扱いがありました。IPO投資をお考えなら押さえておきたいネット証券です。

〇 完全抽選なので申込単元数が多いほど有利!

楽天証券のIPO抽選方式は「完全抽選」です。申込単元ごとに抽選権が1つ与えられる方式なので、申込単元が多いほど当選確率が高まります。資金力がある人は絶対に抑えておきたい証券会社です。

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5位 岡三オンライン

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO評価 取扱銘柄数(2023年) 入金
タイミング
口座数 抽選方法 NISA口座
岡三オンライン 53社/96社 当選後 45万口座
(2024/9)
(100%) ステージ制抽選 買える

〇 ライバルが少ない&当選後入金OK!

岡三オンラインは、大手ネット証券と比べて口座数(利用者数)が少ないため、IPO当選を争うライバルが少ない穴場的な魅力があります。また、購入資金の入金は当選が決まってからでOKという使い勝手の良さも魅力です。

〇 創業100年・岡三証券グループのネット証券!

「岡三オンライン」は、2023年4月に創業100周年を迎えた岡三証券が手掛けるネット証券サービスです。歴史のある証券会社が母体ですので、安心して利用できます。

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6位 大和コネクト証券

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO評価 取扱銘柄数(2023年) 入金
タイミング
口座数 抽選方法 NISA口座
大和コネクト証券 44社/96社 抽選前 公表なし
(少ない)
(70%) 完全抽選
(30%) 優遇抽選
買えない

〇 豊富な取扱銘柄なのにライバル少ない、これぞIPOの穴場!

大和コネクト証券は、大手総合証券・大和証券が引受けるIPOの申込みが可能となっているため、取扱銘柄が充実しています。そのわりにIPO当選を争うライバル数が少ない(口座数が少ない)ので、知る人ぞ知るIPOの穴場となっております。

〇 39歳以下なら当選確率アップ!

大和コネクト証券のIPO抽選は、まず70%を完全抽選して、外れた方を対象に残り30%を次の5つの優遇条件をもとに再抽選します。

(5つの優遇条件)①39歳以下、②NISA口座の開設、③信用取引口座の開設、④信用取引の建玉保有、⑤投資信託の保有(ETF、REITを除く)

39歳以下の方はそれだけで当選確率がアップするので、押さえておいて損はないでしょう。

〇 NISA口座ではIPO株が買えない

大和コネクト証券では、IPOに当選した株をNISA口座で買うことができません。NISAを活用してIPOの利益を非課税にしたい方はご注意ください。

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7位 auカブコム証券

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO評価 取扱銘柄数(2023年) 入金
タイミング
口座数 抽選方法 NISA口座
auカブコム証券 26社/96社 抽選前 176万口座
(2024/10)
(10%以上) 平等抽選 買える

〇 平等抽選で誰にでも公平な当選チャンス!

auカブコム証券は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が引受けるIPO銘柄に申し込むことができます。抽選方法は申込者ごとに抽選権が1つ与えられる「平等抽選」なので、誰にでも公平に当選チャンスがあります。

〇 「MUFG×KDDI」大手2社の安心感!

MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)とKDDIの大手2社の資本が入る安心感が魅力のネット証券です。大切な資産を預けるならココという人も数多くいらっしゃいます。

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8位 DMM 株

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO評価 取扱銘柄数(2023年) 入金
タイミング
口座数 抽選方法 NISA口座
DMM 株 10社/96社 当選後 14万口座
(2024/3)
(100%) 平等抽選 買える

〇 ライバル少ないが取扱銘柄も少ない…

DMM株は、大手ネット証券と比べて口座数(利用者数)が少ないため、IPO当選を争うライバルが少ない穴場的な魅力があります。しかし、そもそもIPO取扱銘柄素が少ない点は残念なところです。

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9位 SBIネオトレード証券

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO評価 取扱銘柄数(2023年) 入金
タイミング
口座数 抽選方法 NISA口座
SBIネオトレード証券 21社/96社 当選後 公表なし
(少ない)
(10%) 平等抽選
(90%) ステージ制抽選
買える

〇 売買代金が多い人は当選率がアップ!

SBIネオトレード証券は、前月の国内株式・投資信託の売買代金多いほど当選しやすい「ステージ制抽選」がメインになっています。売買代金が多い方にはおすすめのネット証券です。

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おすすめネット証券の最新IPO取扱予定一覧

おすすめネット証券9社の最新IPO取扱予定は下表のとおりです。既にお目当ての銘柄がある方は、取扱予定のあるネット証券に口座を用意しておきましょう。

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO銘柄 申込締切 松井証券 SBI証券 マネックス証券 楽天証券 岡三オンライン 大和コネクト証券 auカブコム証券 DMM 株 SBIネオトレード証券
Synspective ロゴ
Synspective
12/9
リスキル ロゴ
リスキル
12/6
ファイントゥデイホールディングス ロゴ
ファイントゥデイ
ホールディングス
12/6
黒田グループ ロゴ
黒田グループ
12/4
ラクサス・テクノロジーズ ロゴ
ラクサス・テクノロジーズ
12/3
ユカリア ロゴ
ユカリア
12/2
インフォメティス ロゴ
インフォメティス
11/27
グロービング ロゴ
グロービング
11/26
TMH ロゴ
TMH
11/25
Terra Drone ロゴ
Terra Drone
11/20
ククレブ・アドバイザーズ ロゴ
ククレブ・アドバイザーズ
11/18

※2024/11/18調査データ

※△は委託販売のため配分がなかった場合は取扱中止になります

IPO当選最大のコツは、多くのネット証券に口座を持つこと

ここまでIPO投資におすすめのネット証券について解説してきました。いま一度、ランキングを振り返ってみましょう。

※表を横スクロールすると全体を確認できます

IPO評価 取扱銘柄数(2023年) 入金
タイミング
口座数 抽選方法 NISA口座
松井証券 70社/96社 当選後 160万口座
(2024/10)
(70%以上) 平等抽選 買える
SBI証券 91社/96社 抽選前 公表なし
(多い)
(60%) 完全抽選
(30%) ポイント制抽選
(10%) 裁量配分
買える
マネックス証券 53社/96社 抽選前 266万口座
(2024/10)
(100%) 平等抽選 買える
楽天証券 61社/96社 抽選前 1133万口座
(2024/4)
(100%) 完全抽選 買える
岡三オンライン 53社/96社 当選後 45万口座
(2024/9)
(100%) ステージ制抽選 買える
大和コネクト証券 44社/96社 抽選前 公表なし
(少ない)
(70%) 完全抽選
(30%) 優遇抽選
買えない
auカブコム証券 26社/96社 抽選前 176万口座
(2024/10)
(10%以上) 平等抽選 買える
DMM 株 10社/96社 当選後 14万口座
(2024/3)
(100%) 平等抽選 買える
SBIネオトレード証券 21社/96社 当選後 公表なし
(少ない)
(10%) 平等抽選
(90%) ステージ制抽選
買える

※2024/11/18調査データ

選定ポイントは、以下のとおりです。

ですが、実際のところIPO投資では、ネット証券を一社に絞る必要はありません。むしろ当選のための最適解は、「多くのネット証券を使って抽選機会を増やす」ことでしょう。

同じ銘柄に1社からのみ申し込むより、2社3社を使って複数申し込むほうが、当然ながら当選率は高まります。そして、実際に多くのIPO賢者はそのとおり実践しているのです。

これをご覧のあなたも複数のネット証券口座を活用して、IPO当選率をがっちり高めてください!

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